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2026.09.08

長引くめまいを漢方で根本改善

今年はお盆過ぎても高温&多湿の気候が続き、
先週からは台風(気圧)の影響などもあり
例年以上にめまいのご相談が多いように思います

このコラムでも何回かめまいについて書いてきましたが
中医学で考えるめまいの原因は大きく二つ、

【水(痰湿)の滞り】と【自律神経の乱れ】になります

①水(痰湿)の滞り

雨や湿度の高い日が続くと、からだに水がたまりやすくなります
水がたまることによって、むくみ・軟便・消化不良など起こり
頭重感(とくに天気に伴う)、回転性のめまい、吐き気、なども出てきます

これは、からだの消化機能(=中医学でいう「脾」)が
暑さや湿気によってダメージを受けてしまい、
水の消化吸収が悪くなることで発生します

気候だけでなく、冷たいものを食べたり・飲んだり、
夜遅い食事・暴飲暴食、ストレスも「脾」が弱る原因となります

漢方薬では五苓散・苓桂朮甘湯・六君子湯
生薬では茯苓・白朮・沢瀉・半夏・陳皮などを用いることで
「脾」にたまった水(痰湿)をとることはできますが
これだけだと、めまいを完治させるには少し弱いです

②自律神経の乱れ

水の巡りを良くするだけで”めまい”が改善しない理由は
自律神経を整えるアプローチができていないからです

気圧の変動やストレス、多忙などが続くことと
からだは緊張状態(交感神経優位)となり、
五臓の「肝(=メンタルや自律神経に関わるところ)」が乱れやすくなります

「肝」は、からだの”気(エネルギー)”をスムーズに巡らせる働きがあるので
ここが弱ると気が滞ってしまい、
イライラする・気持ちが沈む・疲れが取れない・やる気が起きない
こういった症状が出やすくなります

その状態が蓄積していくと、”気”はどんどん身体の上へと上昇していき
頭部や顔面の症状が強く出てきます
👉偏頭痛・首や肩のこわばり・目の疲れ・めまい・耳のつまり・高血圧など
(これを中医学では「肝陽化風(かんようかふう)」といいます)

めまいは、この「肝風(かんふう)」を改善することが重要であり、
漢方薬としては抑肝散加陳皮半夏・抑肝散加芍薬黄蓮・半夏白朮天麻湯・釣藤散など、
生薬としては釣藤鈎(ちょうとうこう)や天麻(てんま)などを用います
*熄風剤ではないですが、今年は加味温胆湯もよく出ました・・

金子漢方薬局に”めまい”でご来店されるのは、ほとんどが40代〜70代の女性

長年、めまいが時々出るので
病院でメリスロンやセファドールなどをもらって飲んでいるけど
効いているのか、効いていないのかよくわからない

めまいが急に出てくることで不安感も強くなり、
抗不安薬や安定剤を服用されている方もいらっしゃいます

そういった方がうちにご相談に来られて漢方薬を飲まれると、
だいたいの方は1ヶ月以内に(早い方は1週間ほどで)改善していきます
*粉薬ではなく煎じ薬を毎日服用した場合に限ります

漢方は対症療法ではなく、本来は「病気を防ぐもの」

めまいのための漢方ではなく、
そのひとの体質全体を良い状態に戻すことで
不安や不眠、高血圧や肩こりなど、そのほかのお悩みも整えていくことができます

また、お悩みがすぐに改善してもすぐに休薬するのではなく
できるだけ長く続けてあげることで、これから先の(未来の)健康にもつながっていきます

めまいは仕事や家事にも影響し、
生活の質もかなり低下してしまいますので、
お悩みの方はぜひ、漢方薬(煎じ薬)をお試しください🌿


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https://kaneco-pharmacy.com/counseling/