ホルモンバランスと上手に向き合う生活
ホルモンバランスを整える漢方薬はありますか?
薬局でよく聞かれる質問です。
もちろんあります。
逆に、漢方薬はこのような【未病】を整えるのがすごく得意です。
ガンなど大きな病気になると西洋医学の力に頼るケースが多くなりますが、
「病院に行ってもあまり良くならない…」
「病院行くほどではないけど、しんどい」
こういった【未病】の状態で
自分の体質に合った漢方薬を飲むことで
ホルモンバランスだけでなく
その他のお悩み(メンタルや美容などいろいろ)も
改善できることはよくあります。
ただ、カウンセリングをしながらいつも思います。
「漢方薬を飲む以前に、日本の女性は無理をしすぎている!」と。
*
🔸排卵痛や生理痛がある
🔸生理の出血にレバーのような塊が出る
🔸生理前に情緒が乱れる
これらは「普通」と思っている方がたくさんいますが、
これらはすべて「異常」です。
【このまま続くと大きな病気になるよ】
という身体からの【サイン】なので、
からだと生活習慣を見直す必要があります。
とくに生理中や出産後、
更年期にさしかかる時期というのは
漢方では【血】がすごく必要と考えます。
この時期に
🔹立ちっぱなしや動き回る仕事
🔹夜遅くまで起きている
🔹パン・麺類・コンビニ食など手軽な食事で済ます
🔹甘いものをたくさん摂る
このような習慣を続けていると
ただでさえ不足している【血】はどんどん消耗してしまい、
からだも冷えて血流は悪くなっていきます。
そして【未病】から【病気】へと進行していきます。
*
血を消耗する時期はとにかく休む!
そして滋養を摂る!
これは漢方では鉄則です。
🌱仕事を調整する🌱
生理中や産後は無理をしない
周りに協力してもらい
いつもよりすこしペースを落として仕事をする
(痛みやつらい症状があるときは無理せず休む)
🌱食事を準備しておく🌱
(生理になる前など)元気な時に
滋養のあるスープなどを作り冷凍しておく
*おすすめ食材*
血になるもの・・鶏肉/まぐろ/にんじん/金針菜など
温めるもの・・生姜/ネギ/にんにく/みょうがなど
これらに穀物(玄米や雑穀など)を入れるとより良い◯
🌱予定を入れすぎない🌱
体調がつらいときは自分に期待しすぎず、
からだと相談しながら予定を組みましょう
「これぐらいは頑張らないといけない」ではなく
「これぐらいできたら良しとしよう」というマインドで。
*
ちょうど春分が過ぎ、春休みが明けると新生活。
これから忙しくなる方も多くなるかもしれません。
スケジュール管理するときにはぜひ
「からだのためにできること」
もいっしょに組み込んであげてくださいね🌿
無理せず、油断せず、
自分と対話しながら新生活を過ごしていきましょう〜
noteでも配信しています
https://note.com/kanecopharmacy