秋の土用の養生法
本日(10/20)から立冬の前日(11/6)まで、「秋の土用」に入ります
土用の時期は”からだのメンテナンスタイム”
季節の変わり目でからだのバランスも乱れやすく、
とくに胃腸を気を付ける時期と言われています
(ちょうど先週あたりから、胃腸の不調をおっしゃる方が急に増えてきました)
「ひとの脾胃(胃腸)は暖を喜び、寒を憎む」という言葉の通り
胃腸がいちばん嫌がるのは冷たいものです
冷たい飲み物や食べ物もそうですが、
柿や梨など果物のとりすぎにも注意しましょう⚠️
春と秋は季節の変わり目として、一年の中でも不調が出やすい時期ですが
すこし養生の仕方が違ってきます
春は、これから気温も高くなり
植物も動物も元気に動き出す「陽☀️の時期」なので
活動的に発散すると良い時期ですが
秋は、これから気温も低くなり、
植物も動物も”冬眠モード”に入る「陰❄️の時期」
冬にかけて免疫力も低下しやすくなるので
ここであまり無理をすると、体調を崩しやすくなります
「スポーツの秋」と言いますが、中医学的には秋に激しい運動は推奨しません🙅
✅ゆったりと無理せず過ごす
✅早めに寝て、日の出とともにゆっくり起きる
✅無理のない範囲でのんびり散歩する
このような、ゆったりとした養生がおすすめです
あと、個人的におもしろいと思う養生法としては
✅急な厚着を避ける
「春は厚着・秋は薄着」という言葉があり、
秋に急に厚着をすると、まだ気温が高い日中に汗をかきすぎて「気」を消耗しすぎると言われています
朝晩は寒くなっても、日中にほどよく調整できる衣服をとりいてみてください
✅言葉を慎む
大声で話したり、怒ったりするのは「気」を大きく消耗します
春から夏にかけてはエネルギッシュな季節なので、それもまたひとつの発散法ですが
秋から冬にかけてはすこし控えめに🤫
すこし声のトーンを下げて、ゆっくり話すことで「気」の節約となり
心を落ち着かせることにもつながります
秋はみなさん、カヒミカリィ(古い?)のような小声で
すこしアンニュイに話してみるのも良いかもです🍂
季節の変わり目は自律神経も乱れやすく、心身が疲れやすい時期です
自分が怠けているのかな?と責める必要はありません
季節に寄り添って、からだをいたわりながら、ご自身に合った養生をとりいれてみてください
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