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2022.01.19

大寒の過ごしかた

明日は大寒⛄️
ここを過ぎると立春となり、いよいよ春がはじまります

とはいえ、まだまだ寒いー!💦

漢方では「春夏養陽・秋冬養陰」
春夏は暑さでバテやすいので「陽気」を養い、
秋冬は寒さで乾燥や冷えが悪化しやすいので「陰液(血や水)」を養う

こういった考えがあります

まだまだ陰液(いんえき)を消耗しやすい季節
ふだんの生活も【養陰(よういん)】を意識していきましょう💡


✦大寒の養生ポイント✦

①滋養のあるものをプラスする

ふだん食べるお鍋やカレーなども
いつも同じ食材ではなく、体調に合わせて食材を変えてみましょう

✅乾燥が気になる
にんじん・はちみつ・里芋・きくらげなどをプラス
あとは豆乳!
豆乳鍋・豆乳ポタージュ・豆乳味噌汁など
粘膜に潤いを与える上においしいのでおすすめです✨

🆖辛いもの(唐辛子など)の取りすぎ
  →発汗作用によって乾燥が悪化するので、ほどほどに
  *ちなみに葛根湯も飲み過ぎると陰液を消耗します


✅冷えがしんどい
ラム肉(うちはカレーに使います🍛)とり肉・ニラ・生姜・ネギ

また、冷蔵庫にあるもの(ヨーグルトやサラダなど)を
そのまま食べるのではなく常温に戻したり、
ふだんの食事も加熱して温かい状態で食べてください🥄

🆖🍊や🍓など果物も身体を冷やすのでほどほどに◯
アイスなんかはもってのほかですよ〜❌


✅寒くて元気が出ない
山芋・かぼちゃ・えび・穀物(玄米や雑穀など)→おもちもOK
これらを、消化に良い状態(スープやお粥)で食べましょう

胃腸が疲れると【気】が作りにくくなります
お正月食べすぎて胃腸が疲れ気味のひとは
プラスする養生ではなくマイナスの養生
つまりプチ断食して、すこし胃腸に休暇を与えてあげましょう🏖

🆖小麦(パンやパスタ、お菓子など)
疲れるとついつい手軽に食べられる麺類やパン、
お菓子などを食べがちですが、
糖質の過剰摂取は腸内環境が乱れ
春のアレルギー症状が悪化する要因にもなります

真っ白の糖質は避けて、なるだけ黄色・茶色の穀物を摂りましょう🌾


②よく休む
陰液は夜に養われます🌛
からだに【潤い】が不足すると
そのお知らせが早めに届くのが【目】👀

ドライアイや疲れ目、頭痛などある方は特に!
夜にスマホやテレビなどをだらだら見る習慣をストップして
とにかく目や頭を休ませてあげましょう

ただでさえ冬は血流が悪くなりやすい季節🥶
からだの太い血管でさえつまりやすいのに、
目の細か〜い血管がスムーズなわけないですよね!

小豆ピローや、蒸しタオル(レンチンでもOK)
お風呂の中でタオルを濡らしたものでも良いので、
1日の終わりにしっかり目を温め、ほぐしてあげましょう🧖‍♀️

人間も植物と同じように自然の一部🌱
季節に合わせた過ごし方を取り入れるのが漢方の考えです

冬にしっかり養っておかないと
春にいろんなトラブルが出やすくなります
いまできる養生をしっかりと丁寧に積み重ねていきましょう🙏


📸写真は参鶏湯風お雑煮
おもち(今回は玄米の餅を使用)は気を養うので、
参鶏湯と合わせると滋養たっぷり✨

手軽に参鶏湯が作れるように、
もうすぐ薬膳スターターセットも販売します🙌
おたのしみに〜!!