行ってきました「ほうろく灸🔥」
7月19日は土用の丑の日
ここから18日間、”夏の土用”が始まります
季節の変わり目で、いろいろと不調が出やすいと言われる”土用”
この時期に健康祈願として行われる「ほうろく灸」を
高知市の要法寺さんにて行なっていると聞き、早速行ってきました!

もともと「ほうろく灸」は武士(武田信玄という説もあり)が
戦中に不調となり、兜の上からお灸をすえたことで体調が整い、
戦にも勝ったというところから広まったと言われています

今回、要法寺さんのほうろく灸のモグサは金子漢方薬局のを使っていただきました
春のお花まつりの甘茶もご用命いただき、
地域の薬局として、このような行事のお役に立てるのはとてもありがたいことです🙏✨

夏の土用は五臓の”脾”が弱まる季節
脾が弱ると消化吸収も滞り、からだに”湿(=陰)”もたまりやすくなるため
それをお灸の熱(=陽)によって発散させるという説もあるようです

また”中風(=今で言う脳卒中)”を防ぐという説もあるそう

ストレスによって五臓の「肝」が高ぶると
”肝陽化風(かんようかふう)=気がたかぶり、体の頭部に病気が出やすくなる”
という状態が発生し、頭痛・めまい・イライラ・耳鳴り・肩や首のコリなど起こりやすく、
その果てに中風などがあります
頭のてっぺんにある百会は気血の巡りを整えるので
そこにお灸をすえることによって、全身の巡りを良くする効果もあるようです🌀

最初はもぐさの良い香りに癒されてましたが
徐々に熱くなり、途中からはお皿を頭から離したくなるほど熱い!
でも百会がぽかぽかして気持ちも良い〜
なんともいえない体験でした🔥

”五臓六腑を整え、気血を循環させる”と、住職さんもおっしゃってましたが
「やっぱり漢方は日本の伝統医療であり、仏教と陰陽五行の結びつきも昔から強かったんだな〜」
と、あらためて考えさせられ、勉強にもなった一日でした
そしてお経が響く空間の中でお灸をすえていただくことで
自身の身体とも向き合い、
「これからも健康のために養生しよう」とあらためて思えた、良き時間でした🙏

最後にお札もいただきました✨
このような機会を与えてくださった要法寺さん
https://temple.nichiren.or.jp/6091001-yohoji/
本当にありがとうございました
また来年もぜひ、よろしくお願いいたします
みなさまも、これから夏休み・お盆休みに入りますが
土用は胃腸の不調も出やすい時期となりますので
どうぞ養生されてお過ごしくださいませ🕊️🌿

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